学年による原因の違い

低学年の不登校の原因は親子の関わり方にあり

小学校1年生から3年生のいわゆる低学年の時期は、子どもにとって、親元を離れた環境の中で自分自身で何かに取り組んだり、仲間を作ったりと少しずつ社会とのつながりを作っていく時期です。その低学年の時期に不登校になってしまう子どもがいます。こうした年代の不登校の主な原因は親子の関わりにあります。親が口出ししすぎたり、先回りしてなんでもやってしまうような干渉型の親子関係だと子ども自身が失敗を恐れ、主体性を失い、学校がただの怖い場所になってしまいます。また、放任しすぎてしまうと逆に失敗だらけの現実に自信を無くす恐れがあり、やはり学校が怖くなってしまうのです。子どもの主体性を大切にしつつ、適度なアドバイスや助けを差し伸べられる親子の関わり方ができていないことが低学年で起きる不登校の原因です。

高学年の不登校の原因は学校トラブルにあり

高学年、小学校4年生以上になると子どもたちは学校生活にもほとんど慣れてきます。このころは、その子自身の性格や個性などもはっきりと表れだしてくる時期です。周りが見えだしてきて自我が芽生えている子どもたちは、少しずつ周りと自分との比較を始めます。そんな中、友達とうまくいかなくなってしまったり、勉強が難しくてついていけなくなったりして、厳しい現実を目の当たりにするのです。そして、そうした自身のトラブルに対して、陥ってしまったことに対する「恥ずかしい」という感情が生まれてくるのです。そのためにトラブルを誰にも相談できず、自分の殻に閉じこもってしまって不登校を引き起こします。高学年とはいえ人生経験はまだまだ少ない子どもですから、一人で抱え込んで解決することはとても難しいのです。